GR DIGITAL IIとお散歩 3    - GR DIGITAL II 使用レポート Part 2 -

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さてGR DIGITAL IIの使用レポートPart 2です。

AFとフォーカスモード
僕は一眼ではマニュアルかスポットAFを使っています。それになれているので、今のところGRDでもスポットAFを使用していますが、ファインダーでフォーカスが合った時にレリーズできる一眼と違って、マクロ撮影時にはピント合わせがなかなかうまくいきません。まだ少し慣れが必要なようです。GR DIGITAL IIにはマクロモード時にAFのターゲットを上下左右に移動することができるという機能があるので、被写体が中心にない時などは便利でしょうね。不安点はパッシブAFが廃止されたこと。初代のGR DIGITALを知らないので何ともいえませんが、フォーカシングに時間がかかる場合があるということを聞きます。

その他、フォーカスを2.5mに固定したスナップモードというのがあります。これは楽しいですよ。広角レンズの強みですね。絞ってパンフォーカスに、また少し開けてちょっぴりピンボケ風に、なんて撮影ができます。液晶画面左に被写界深度が表示されるのも便利です。

操作性
操作性には満足です。細かいところで気になるところが無いわけではないのですが、おそらくそれは慣れの問題でしょう。ほとんどの設定が右手親指and/or右手人差し指でできてしまうので、とっても楽です。上部のダイアルのMY1、MY2には自分の好きなセッティングをアサインできるのでとても便利です(マイセッティングモード)。ちなみに僕は今のところ、MY1にちょっと派手めの設定(絞り優先、ISO AUTO、露出-0.3、コントラスト+1、色の濃さ+1、シャープネス+1)、MY2に派手な設定(絞り優先、ISO AUTO、露出-0.7、コントラスト+2、色の濃さ+2、シャープネス+1)を登録してあります。露出補正がどちらもマイナスなのは、ちょっとオーバー気味になることが多いからです。さらにそれにFn(ファンクション)ボタンをモノクロ/カラーの切り換えに設定して、僕が多用するモノクロ撮影に即座にチェンジできるようにしています。ADJ.レバーも便利。ISO、ホワイトバランス、画像設定、フォーカス、画質、露出補正などなど複数の機能を登録しておけます。

白黒(TE)設定
セピア・赤・緑・青・紫の調色のモノクロ撮影ができます。色の濃さやコントラスト、シャープネスも調整できます。撮影時に色を変えて試せるので、これははまりそうですよ(笑)。そうそう、今まではフォトショップで後からやってました。

電子水準器
画像モニターに水平インジケーターを表示させることができます。たしかに広角レンズですから、水平をきっちりだすことは大切です。この三週間では使用する機会がなかったのですが、きっちり水平にしたい時、自信のない時などは便利だと思います。

液晶モニター
2.7型、約23万画素の大型モニターは、やや老眼となりつつある僕にとってはいいですね(笑)。20Dのモニターが小さく見えます。でもオプションの外部ファインダーも魅力。液晶モニターを見ないでファインダーで撮影なんて楽しそうです。でも・・・22,000円・・・まっ、考えとこ(笑)。ファインダー内蔵ならもっとよかったのに。

バッテリー
省電力性に優れており、カタログでは約370枚撮影できるとあります。実際、液晶で撮影後にチェックしたり、設定を変えたり、ファイルを削除したりしながら1日撮影できました。単四形アルカリ乾電池、単四形オキシライド乾電池、ニッケル水素充電池も使えるので旅行でも安心です。

手振れ補正は?
残念ながらありません。いろいろ機能を詰め込みすぎるとせっかくの割り切りをスポイルしてしまうかもしれませんが、これはあってもよかったかなと思います。

そしてカメラに恋をした・・・
ひさびさにわくわくしながら撮影を楽しんでいます。思い通りにいかないところもありますが、それがカメラ本来の楽しさを思い出させてくれるような気がします。一眼は、僕の芸術心を満足させてくれます。時には内省に向かいつつも、被写体に対する積極的な評価とその表現を助けてくれます。それに比してGR DIGITAL IIはリラックスしたままで被写体と向かいあうことができます。自然に撮影した風景の中に身を置くことができます。不思議な感覚ですね。やっぱり僕はカメラに恋をしたのでしょうか(笑)。

Part 3は?まだ試していない機能などいろいろあるので、またの機会にしますね。そうそう、色のこともまだ書いてないし。

by shigepianoman | 2007-12-23 13:33 | スナップ

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