枯れの色 - EOS 50D レビュー 2 -
50Dのレビューを続けますね。
ISO感度
フィルムの頃は感度をかえるためにはフィルムを交換しなければなりませんでした。デジタル一眼レフのいいところは一コマずつ感度を変えられるところですね。EOS 50Dでは最高12800まで感度を上げることができます。↓の記事にも書きましたが、800までなら問題なく使えそうです。1600でも多くの状況で大丈夫、ひょっとして3200も結構使えるかも。6400は状況を選びそうですし、12800はあくまで緊急時のみかなと思います。
ダスト除去機能
超音波振動によるセルフクリーニングセンサーユニットにより、電源スイッチON/OFF時に自動的にクリーニングを行います。もちろん任意に作動させることも可能です。ダスト付着防止用フッ素コート、吸着部材などにより、さらに除去効率がアップしているようです。ただし、完璧に落とせるわけではないようですね。実際、初めての撮影の時に、クリーニングしても落ちないごく小さなゴミが付着してしまいました。ミラーアップしてブロアーで吹き飛ばして、なんとか除去できたのですが、場合によっては今までと同じように持ち込んでクリーニングしてもらう必要もありそうです。
ピクチャースタイル
これは40Dなどにも搭載されていたので、もうご存知の方、習熟されている方も多いと思います。20Dからスイッチの僕にとっては、新しい機能です。もっともRAW現像の時にはDigital Photo Professionalでソフト的に適用していましたから、使っていたともいえますね。実際に使いやすいのは「スタンダード」か「ニュートラル」かのどちらかでしょう。「ポートレート」や「風景」は被写体を選びそうです。オリジナルのピクチャースタイルを作成して、ユーザー設定として登録もできます。早速、僕は3つ登録しました。プリセットされたピクチャースタイルに加え、いろいろなピクチャースタイルファイルをホームページからダウンロードできるというのも楽しいですね。さらに「Picture Style Editor」というのもあり、オリジナルのピクチャースタイルファイルを作成できます。これははまりそうです(笑)。
ノイズ低減
長秒時露光、高感度撮影時にノイズを低減することができます。効果は「標準」、「弱め」、「強め」、「しない」の4段階に設定できます。もちろん強くするとノイズは目立たなくなりますが、シャープさが失われ像が甘くなります。特にシャドーの部分で効果がよく出ますので、状況に応じて使用すればよいでしょう。
オートライティングオプティマイザー
50Dには、撮影した被写体の明るさ、コントラストを解析し、暗く写った場合に自動的に適切な明るさ、コントラストになるように調整するオートライティングオプティマイザ機能が備わっています。これは手軽に撮影を行うにはとても便利な機能でしょう。ただし、作品づくりのために意図的に全体をあえてアンダーにしたり、オーバーにしたりとか、逆光でシルエットアウトさせるなどという場合も多いかと思いますので、そういう時は弱めの設定にするか、切っておいた方がいいでしょうね。
高輝度側・階調優先
夕景や空をよく撮影する僕が期待していたのは、ダイナミックレンジを高輝度側に拡大することで、白トビを抑制する高輝度側・階調優先機能。メニューに登録しておけば、簡単な操作ですぐ使えます。実際には思ったよりマイルドな効きのようで、太陽の光が入るような高コントラストな場面では、多少効いてる程度だと思った方がいいでしょう。でも白い花の微妙な階調を出したい時などには威力を発揮しそうです。欠点は、この機能を使う時は自動的にISO200以上に設定されてしまうこと。ISO100で使用していて、設定をオンにし、その後、オフにしてもISOはもとの100には戻どらず200のまま。また設定しなおさないといけません。
レンズ周辺光量補正
JPEG画像において、レンズの周辺光量をレンズの特性に応じて自動補正する機能です。これも便利ですね。補正用データは、カメラに最大約40本分登録可能です。これも作品づくりのためにあえて切ることもできます。
今日の写真は自然教育園でのオフ会時の撮影です。メンバーはkotarouさん、まさにゃんさんとそのご主人、Daydreamerさん、lotoさん、あかび~さん、そして私、Shigeでした。
さらにレビュー3へと続きます。こちらはコメント不可にしておきますね。
by shigepianoman | 2008-11-09 13:20 | 花・植物